嬉しかったこと

2001年9月4日
平気な顔して実は平気じゃなかったり。
たぶん、平気じゃなくなるのは10月の終わりを過ぎてから。

人間、金銭的な貧困に陥ると、とんでもなく惨めになるものです。

今朝、久々にAにメールを打った。Bにもメールを打った。Eにもメールを打った。Y枝ちゃんには昨夜メールを打った。

みんな、いろんなタイミングで返事をくれた。

Bのは、即レス。元気そうだね、って。

いやいや、ちっとも元気ではないのだが。んでもま、それはそれで良しとしよう。だけどそれにはレスできなかった。

Eは、明日あたりレスくれてるだろう。

Aのレスは、涙が出そうだった。

あんなに短いものでも、察してくれてるのがすごく嬉しくて涙が出そうになった。

続く、Y枝ちゃんのメールも。
つくづく、猫はひとりじゃないんだなあと実感した。

それも良し悪し。

友達が支えてくれるのはありがたいことで、ひとりじゃないのは嬉しいこと。
だけど結局、慰めてもらっても実力がつくわけでも、現実が変わるわけでもない。

結局は、自分が変わらないと何も始まらない。そういうことだと思う。


今日は、会社に行くのがイヤでイヤで、このまま行かなくても、誰にも責められる筋合いはないよなあ、と思ったりもした。

結局、誰も責めないけれど、結局猫は何も出来ない人間だと、追い討ちとか烙印とかが押されるだけのこと。

会社に行ってもやる気はなし。英語はわからないけど、たぶんこういうときのやる気にはnothingを使うと正しいんだろう。

夜8時には帰ろうと心に決めてマシンをダウンした。仕事は、終わっていない。気力も無いから、無理して10時まで仕事しようなんて思わない。

だけど、帰ってからすごくすごく後味が悪かった。

帰りの山手線、恵比寿で電車に乗って目黒に向かう途中に電話は着信した。会社からの着信。

出るのがいやで、無視しようかと思った。
でも、2度目に鳴ったとき、何かトラブルでも?と思って応答した。

Aさんから。ふたりの講師の方に、メール返信しましたか?と。

していないと答え、明日でもいいかと聞くと、「しておきますよ」と。

明らかに、少し怒っている。当然だけど。

そこですごく後味が悪かった。

夜遅くまで残業しても、これから先の猫に何が残る?一体何のためになる?そう思ったら、早く帰ろうと思った。

自分のための時間を大事にしよう、この先のことを考えようって思った。でも結局、それが実質、自分のことをきちんと考える結果につながるのかはわからないまま。

後味は悪いけど、明日謝ろうと思うけど、でも自分のことばっかりで精一杯。なんて、嫌な子。

Aさんが、明日提出する書類を作ってるのを知ってるくせに、手伝わずに帰る。最低かもしれない。

その前にはAさんに、「Iさんと話しました?」って聞かれている。
今月の待遇や今後について、Iさんと話さなきゃいけないのはわかってる。でも、あまりに投げている私にとって、その話をする気力さえない。

心がダメージを受けているのはたぶん本当。だけど、それを言い訳に、いや、隠れ蓑にして、何もしないのは進歩のないことなのかもしれない。

帰る前、仕事じゃないけどIさんにメールを3通。
ひとつは猫の要望に対しての返信を求めたメール。
ふたつめはIさんの提案に対して猫が思ったこと。
みっつめは、単に仕事メール。さぼっているようだけれど、ちょっとだけ仕事もした。

でも、投げやり。

ごめんなさい。みんないっぱいいっぱいなのはわかってるのに、足並み乱すようなことばっかりしている。
Cくんも、大変。Kくんも、大変。Iさんも、きっと大変。でも猫は自分のことばっかり。最低。

Mのことを考えて、変なほうにばっかり思考が回転する。こんなことじゃいけない。逃げ場としてMに逃げてばかりの猫じゃ、だめ。

何で読んだか、シングル時代の自分ていうのについて書いてあったっけ。

シングルの自分を好きになってくれる人がいるとしたら、シングルのときの自分を好きになってくれているんだと。

つまり、彼氏とか彼女とかだけを見ているその人には無い魅力があったのだと。


まあ、猫にそれがあったかどうかはわからないけど、悪い意味で盲目になりすぎるのも良くない。

良い意味で盲目になるのは結構。

その人がいないと生きていけないような自分じゃいけない。ひとりでも生きていけるようにならないと。

職場でも、ひとりでいる道端でも、恋人がいつも面倒を見てくれているわけではない。

一緒にいるときに車が来て、手を引いて車から遠ざけてくれるのに幸せを感じるのはいい。
でも、それが四六時中無いと気が狂うようなのはいけないと思う。

そう言った意味で、ひとりで生きられないと、その人はきっと魅力のない人になってしまう。

秋に来日するクラプトンのライブの報道が激しい。音楽もよくかかる。それを聞いて、いろんなことに思いを馳せる。

気持ちを開放するのと逃げるのとは違うはず。

Iさんにみっつのメールを送ってからも、なんて子どもなんだろうと思いながら、逃げるようにタイムカードを押して帰った。

不満もある。

帰った猫に電話をするくらいなら、機能対応してくれていれば。
きのう対応しないなら、今朝いちばんで確認して、「こうして」って言ってくれれば。

そう思うこと自体が、甘えであり、「アシスタントのアシスタント」といわれる所以なのかもしれない。
淡々と現実を受け入れているように見える反面、すごく逃避している自分もいる。

なんで私はここにいるの?
どうしてこんな時間までパソコンに向かってるの?

仕事のことだけじゃなく、不満は炸裂していく。

思うことはいっぱい。
帰りに本屋に寄った。夜9時過ぎに本屋に言って「今日は早い」って思うのもちょっと変かもと思いながら。

すこしだけ「とらばーゆ」を立ち読みして、でもすぐに置いて、いつも「ほのぼの」させてくれる本があるところに行った。

そのコーナーにあった、小さい文庫を手にとって、ちと立ち読みをして、少しだけ迷って買った。
たぶん、1.2時間で読み終わるってわかってたけど、ここで500円ぐらいの本を買ってもいいかなって。

帰りの電車で読んで、食事しながら読んで、食事が終わって歯を磨きながら読んで、妙に共感。

そう、そうなんだよなぁ。

たまには、こんな軽い本もいいよね。
さくさく読み進める本。

仕事に必要だからとか、何かに追いつくためにとかじゃなく。
上昇志向っていうのを放棄する気はないけれど、何も考えずに活字見てるのもいいなって。

有名な人の本じゃなくても、
話題作じゃなくても、
何かの役には立たなくても。

ただ、読み進む。

そんな本を買って読んで、そして現実に照らして、ちょっとブルーになって、でも本を読んでることが楽しかった。

Aに会いたい。

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